こんにちは。おわっっ(@rk_owaaa)です。
5月上旬。
「なんか東京の自然に触れたいなぁ」とふいに思い、少し調べるとツツジが見頃ということらしいので
駒込と巣鴨の観光地を中心に散策してきました。写真交じりに紹介したいと思います。
東京メトロ・南北線 駒込駅。2番出入口
この出入口を出ると、正面にすぐ六義園の「染井門」があります。
この染井門は、イベント開催時に臨時で開いているとのこと。今の時期はつつじが丁度咲いておりイベントも開催されていて、開いていました。
その染井門からは入らず、正門に向かいます。
後から向かう、旧古河庭園も目と鼻の先にあります。
大通りを通って、3分ほどで到着。
国指定 特別名勝 六義園(りくぎえん)
入園料300円を払い、入園。
六義園
六義園は造園当時から小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられておりました。元禄8年(1695年)、五代将軍・徳川綱吉より下屋敷として与えられ た駒込の地に、柳沢吉保自ら設計、指揮し、平坦な武蔵野の一隅に池を掘り、山を築き、7年の歳月をかけて「回遊式築山泉水庭園」を造り上げました。
六義園は吉保の文学的造詣の深さを反映した繊細で温和な日本庭園です。
庭園の名称は、中国の古い漢詩集である「毛詩」の「詩の六義」、すなわち風・賦・比・興・雅・頌という分類法を、紀貫之が転用した和歌の「六体」に由来します。庭園は中の島を有する大泉水を樹林が取り囲み、紀州(現在の和歌山県)和歌の浦の景勝や和歌に詠まれた名勝の景観が八十八境として映し出されています。
明治時代に入り、岩崎弥太郎氏(三菱創設者)の所有となった当園は、昭和13年に東京市に寄付されて一般公開されることになりました。昭和28年3月31日に国の特別名勝に指定されました。
開園面積は、87,809.41平方メートル。東京ドーム約1.9個分の広さ。あまりピンと来ない。
正門から入園し、一通り園内を一周します。やや早足で一周約1時間程。
しだれ桜。1ヶ月来るのが早かったら、また鮮やかな花を見ることができたのかなと思うと同時に、青々とした新緑の葉もこれまた一興。
中心に見える島のようなものは「妹山・背山(いものやま・せやま)」と呼びます。
古くは女性のことを妹(いも)、男性のことを背(せ)と呼び、この島は男女の関係を表現しているとのこと。ちなみに中の島には入ることが出来ません。
千里場(馬場跡)
馬場跡にテンションが上がる。
奥に見えるのは、吹上茶屋。
抹茶セット(510円)がオススメのようです。
写真左、アーチ形の石は 蓬莱島(ほうらいじま)です。
滝見茶屋。
東屋の横を渓流が走り、水音や景観を楽しめます。
何の花だろう…
つつじの茶屋。明治時代に、つつじの古木材を用いて建てられました。戦災を免れ、現在もその姿を残しています。
八重霧島。
ツツジにもたくさんの種類があって、この八重霧島は「江戸キリシマ系」に分類されます。
他にも、大柴が含まれる「オオキリシマ系」
オオヤマツツジ、モチツツジなどが含まれる「自生種のツツジ」
その他にも琉球絞りなどが含まれる「リュウキュウ系」などがあるそう。
歩を進めると、園内で一番の高所、藤代峠に。咲き誇るツツジの大群が圧巻です。ここの頂は「富士見山」とよばれ素晴らしい展望が望めます。
藤代峠から少し進んだところに見えるのが、渡月橋です。
ここまでくると、最初に来た「染井門」も、もうすぐです。
再び、千里場。先ほどとはまた逆の端側です。
染井門出口でパンフレットの裏側に記念スタンプを押して終わり。
こういった大名庭園は、3歩進むだけで景色がガラッと変わり、被写体も多くシャッターを切ることが止まりません。写真も撮ったほんの一部で、実際にその目で見て欲しいなと思いますし、また秋になると紅葉の季節ですのでまた見せる景色が変わって楽しめるのかなぁと思います。
所在地 東京都文京区本駒込六丁目
開園時間 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日 年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)
入園料 一般 300円 65歳以上 150円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
TEL 03-3941-2222
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JR駒込駅。
お昼過ぎ。お腹が空いてきたので、昼食探し。
駅近くにステーキの文字を見つける。
「ステーキ つかさ」さん
店頭で、その安さに驚愕する。
入店。カウンター10席ほど。
右側に食券機で購入。ランチメニューもあったが、メニューの左上、目に入る一番最初のところがお店のオススメと見たことがあるので、左上のメニューにする。
サービスステーキサーロイン 680円
110g。
ステーキとライス、みそ汁がついてきた。
値段が値段だったので、あまり期待していなかったが普通に美味しかった。肉も硬くなく、タレにも合っていてご飯も進みました。メニューも様々で、リーズナブルにお肉を食べたいときに重宝できる店だと感じました。
店を出て、都道455号線 本郷通りを北に歩く。
駒込駅から約10分。
国指定名勝 都立 旧古河庭園
入口で入園料150円を払う。
旧古河庭園
武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴です。
この庭園はもと明治の元勲・陸奥宗光の邸宅でしたが、次男が古河家の養子になった時、古河家の所有となりました。尚、この当時の建物は現存していません。
現在の洋館と洋風庭園の設計者は、英国人ジョサイア コンドル博士(1852~1920)です。博士は当園以外にも、旧岩崎邸庭園洋館、鹿鳴館、ニコライ堂などを設計し、我が国の建築界に多大な貢献をしました。
日本庭園の作庭者は、京都の庭師植治こと小川治兵衛(1860~1933)の手によるものであり、彼は当園以外にも、山県有朋の京都別邸である無鄰菴、平安神宮神苑、円山公園、南禅寺界隈の財界人の別荘庭園などを作庭しました。戦後、国へ所有権が移りましたが、地元の要望などを取り入れて、東京都が国から無償で借り受け、一般公開されました。
数少ない大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在で、伝統的な手法と近代的な技術の融和により、和洋の見事な調和を実現している秀逸で代表的な事例であ り、また、現存する近代の庭園の中でも、極めて良好に保存されている数少ない重要な事例であるとして、平成18年1月26日に文化財保護法により国の名勝 指定を受けました。
開園面積は、30,780.86平方メートル。六義園の約3分の1だ。
入園すると、早速石造りの洋館(大谷美術館)が見えてくる。
洋館に入るためには、原則往復はがきでの事前予約制になっている。空きがある場合のみ、先着順で当日受付が認められている。入館料は800円だ。
周りを彩るバラの花が綺麗である。
洋館から階段を降りると、テラス式の庭園に様々なバラが植えられている。私が行ったタイミングは、シーズンより若干前だったので殆どが蕾の状態だった。シーズンは春と秋。カメラに収めた一部を紹介する。
シャルル・ドゥ・ゴール
ニュー・アベマリア
プリンセス・オブ・ウェールズ(競馬だとイギリスにプリンスオブウェールズという競走があるが、多分関係ない。)
ラ・フランス(梨かな?)
ブルー・リバー
丹頂
万葉
クリスチャン・ディオール
ミスター・リンカーン
黄木香
レッドドロシーパーキンス
日本、諸外国問わず様々な種類のバラがある。ぜひ、全ての大輪の花が咲いているところを拝見したいところだ。
さらに、下へ降りていくと今度は広大な日本庭園が現れる。
心字池(しんじいけ)の雪見燈篭。心字池は読んで字の如く、「心」の字に似せて造った池で、この日本庭園の中心となっています。
黒ボク石積。富士山の溶岩を使っている。
庭園内には、十五層塔や灯篭などが至る所に点在。
崩石積や(石を縦に積んでいる)
茶屋や
大滝や
渓谷など。
旧古河庭園も一通り全体を見るには1時間は必要だ。
出口でパンフレットの裏側に記念スタンプを押して終わり。
和と洋が接近して人の手により造れられていて、そのどちらもが超一級品。異国情緒溢れる姿を見たと思えば、どこか懐かしい日本人としての美を追求した庭園が見られる。このような名園が東京の中心にあったんだ、と思うし、四季がはっきりしている日本だからこそ完成できるのかなとも思ったりします。
所在地 東京都北区西ヶ原一丁目
開園時間 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日 年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで) ※維持管理の都合上、例年12月~2月に3日ほど、午後のみ休園。詳細はお知らせページでお伝え有
入園料 一般 150円 65歳以上 70円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
TEL 03-3910-0394
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この旅最後は、東京染井温泉 SAKURAさんで疲れを癒しました。
旧古河庭園から直線距離で800mほどですので、歩いても20分あれば着きます。
大浴場のみならず、露天風呂もあり非常に満足できました。
そして、その足で巣鴨に立ち寄りかつ丼を食べて終了しましたとさ。
ご一読ありがとうございました。
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