おわらいふ

原付で房総半島を1周してきた(2日目 外房編)

こんにちは。おわっっ(@rk_owaaa)です。

 

今回は千葉県の房総半島を内房→外房にかけて、一泊二日原付で一周してきました。

原付で地球の丸く見える丘展望館に行ってきた。以来の原付ツーリング一人旅です。

写真とともに行ってきた観光地の紹介をしたいと思います。

 

↓↓1日目前半の記事です

原付で房総半島を1周してきた(1日目前半:富津岬~東京湾観音~鋸山)

↓↓1日目後半の記事です

原付で房総半島を1周してきた(1日目後半:道の駅「きょなん」~大房岬~館山城~洲崎灯台~野島崎灯台)

 

  2日目(民宿~ローズマリー公園~鴨川シーワールド~おせんころがし~行川アイランド跡~鵜原理想郷~勝浦城跡~官軍塚~月の沙漠公園~サンシャインステーブルス~伊能忠敬記念公園~自宅)

08:20 南房総市、野島崎の民宿を出発。

鴨川市にある「鴨川シーワールド」を目指します。予定では約2時間ぐらい。道中、気になる場所を見つけたら立ち寄るスタンスで。

 

2日目は外房を北上するので、右手に海岸線。絶景を見ながらのツーリング。朝からとても気持ちがいい。

国道410号線を北上。海岸線を通りたいので、途中で国道297号線(房総フラワーライン)へ。

 

その途中、気になる看板を見つける。

10:00 ローズマリー公園に立ち寄る。

ローズマリー公園内には、「はなまる市場」という、農産物直営店がある。

「南房総の美味しさをあなたに伝えたい」をコンセプトとした食のテーマパークです。

店内は地元の農産物や、地のものを生かした加工品など、南房総の食の魅力が店内のそこかしこから溢れています♪

採れたてで鮮度の良い農産物、びわや落花生を使用した南房総の”おいしい”食材がいっぱい!

農産物直売コーナーでは、農家の方々が毎日届けてくれる、新鮮で安全な果物やお野菜がたくさん揃っています。店内には、生産者のみなさんのお写真がズラリ。

南房総名産のびわ果汁を使用した、はなまる市場オリジナルスイーツの「びわロールケーキ」「びわムーンケーキ」はお土産としても人気です。

千葉の醤油を約50種類取り揃えており、テイスティングコーナーも設置されています。

ローズマリー公園施設案内より

 

園内を一周して、再出発。北上を続ける。国道128号線(外房黒潮ライン)に合流。

 

そしてまた、立ち寄る。

10:35 道の駅鴨川オーシャンパークに到着。

この日は、夏みかんゼリー大会を行っていたらしい。あまり興味はない。

建物の屋上からは、太平洋を一望できる。

 

道の駅鴨川オーシャンパークというほどなので、鴨川シーワールドはもうそろそろだ。少し寄り道しすぎたか。

右手に大海原を見ながら国道128号線を進む。

 

11:00 鴨川シーワールドに到着。

到着と言っておきながら、中に入るわけではない。言わば、チェックポイントみたいなものだ。路肩にバイクを停めて写真を撮る。

国道から一本道を外れる訳でもなく、ダイレクトに国道沿いに建てられているので交通量が半端なく多い。まだ午前中だったので、客入りは疎らだった。

 

写真を撮り、満足。再出発。

ここまで、約30㎞以上進んで、時間もお昼前。ご飯屋さんを探しながら進む。

 

 

すると…10分ほどで絶好のお店を発見する。

 

11:15 道の港まるたけに到着。

店内のまるたけ食堂に寄る。写真でメニューを表示してくれている。その中で、さんが丼が目に入った。

さんが丼をいただく。

房総半島近くの海ではアジ、イワシ、サンマなどの魚がたくさんとれます。漁師たちはとれた魚を船の上でみそといっしょに細かくたたき、「なめろう」という料理を作りました。漁師は山へ仕事に行くときには、アワビのからにあまった「なめろう」を入れて持っていき、山小屋で蒸したり焼いたりして食べました。山の家で食べた料理ということで、この料理を「山家(さんが)焼き」と呼ぶようになりました。

日本各地の郷土料理 千葉県「さんが焼き」

さんが丼

さんが焼き自体に、焦げかかった醤油の味が十分ついている。魚独特の香ばしさにご飯が進む。魚ハンバーグといえば想像しやすいだろう。魚で作っているので、タンパク質も豊富だろう。そして良質な脂質も摂取。

 

こちら、道の港まるたけさんの店内にはたくさんの有名人のサインが飾ってあり、思わず写真を撮ってしまった。

 

腹ごしらえをして、次の目的地「おせんころがし」を目指し、国道128号線を進む。

 

 

 

11:50 おせんころがしに到着。バイクを手前に停めて、歩いて向かう。

大沢集落の西方に続く海岸に高さ数十メートルの断崖が太平洋に向かって切れ落ち中腹を旧国道がぬっている。このおせんころがしには悲しい伝説がつたえられています。
 昔土地の豪族古仙家におせんという一人の娘がいました。おせんは村人たちを人とも思わぬ強欲非道な父親を改心させようと説得した。しかし、父親の心を改心させることは無理なことを悟り、この断崖から身を投げて、死をもって諫めたと言われています。

千葉県勝浦市ホームページより

おせんがころがったから、おせんころがし。うん。

 

まあまあ辺鄙な土地にも、こんな歴史があるんだなぁと思いにふけりながら、次の目的地「行川アイランド跡」を目指す。距離は1kmぐらい。すぐそこだ。

 

12:10 行川アイランド跡に到着。

廃墟・遺構マニア(自称)の私にとって、なかなか身の毛のよだつ場所に来たな、と思った。周りには何もない。誰が使うんだという、JR外房線の行川アイランド駅。広大な駐車場。手入れのされていない入口。原生林のような周辺一帯。「このトンネル進んでいったら、絶対ラスボス出てくるわ~~」とか思いながら、写真を撮る。リアルファイナルファンタジーな場所。

1964年8月13日に開園。最盛期の1970年には、年間117万人もの入場者数を記録。2001年8月31日に閉園した。

中には入らない。中まで散策しているブログはこちらがなかなか参考になる。

ここは軍事施設であった名残だとされ、園内に多くある用途不明の洞窟は弾薬庫に使われていたとのこと。なんか出そうだ…

 

 

 

進路を東に変え、次の目的地「勝浦城跡」を目指します。ここから7~8kmぐらいの距離。

 

しかし、またこの道中で気になる看板を発見。その名も「鵜原理想郷」。英語表記:ubara utopia。

そう。ユートピアだ。ウィキペディアで調べると、なかなか難しいことを書いている。単純に”素晴らしく良い場所であるがどこにもない場所”のようなイメージを持っていた。

 

寄り道。

 

12:25 鵜原理想郷ハイキングコースに到着。

この鵜原理想郷一帯は歩いて向かうしかない。駐車場に原付を停めて、歩いて向かう。昨日の「鋸山(日本寺)」での階段アップダウンで腰とふくらはぎが悲鳴を上げていたが、アドレナリンが出てそんなことは上の空。20分ほど険しい道を闊歩する。

道中、降りれる場所があったので、ここが鵜原理想郷かと一瞬思った。勝浦港と呼ばれる立派な港だ。

岩肌は風化している。

手弱女平(たおやめだいら)と呼ばれる場所には、鐘が設置されている。

観光客はほとんどいなかった。(いたのは、お年寄りの集団10人ほどと、外国人カップル2人、オレと似たようなカメラ男子1人。YOUはホントどこにでもいるなぁと感心した)

ホームページを見ると、まだまだ周れる場所があるようだが、なんかこの鐘を見たら満足した。

 

近くには、勝浦の海中公園と海中展望塔があるのだが、そこには今回向かわなかった。

同じ道を戻る。本来の目的地「勝浦城跡」を目指す。

 

 

13:10 勝浦城跡に到着。現在は地名などは残っているが、八幡岬公園として生まれ変わっている。

八幡岬の先端三方海に臨んだ断崖に勝浦城址があります。築城時期については様々な伝承がありますが、城郭の形態をなしたのは、正木時忠からではないかと考えられます。それ以前は真里谷武田氏の出城か砦であったと考えられます。正木時忠がいつ侵攻してきたのかは不明ですがおおよそ天文8年(1539年)から天文10年(1541年)にかけてではないかと考えられています。

千葉県勝浦市勝浦城址より

 

公園を奥に進んでいくと、とある像が建っている。

 

お万の布ざらし

物語で名高い里見八勇士の一人、勝浦城の城主正木頼忠の娘として、お万は生まれました。美しい景色にかこまれた勝浦城で、お兄さんの為春と慈愛深い両親のもとで、すこやかに美しく成長しました。

 天正十八年、お万が十三歳になったころのことです。徳川家康が関東一帯を支配するようになりました。それにつれて勝浦城も家康の家臣に攻められて、城を追われることになってしまいました。

 旧暦の八月十五日といいますから、いまでいえば九月十五日です。満月が雲にかくれ、草むらに虫の声も聞こえなくなったような夜のやみにまぎれてお万は手をひかれ、父や兄たちとの別れの悲しい涙にぬれながら、こっそりと城をぬけでました。くらやみの中を必死にのがれました。そして、岬の先端に枝をのばした松の根方に、用意をしておいた白布をまるで滝のようにさらし、それを伝わって海の上におりていきました。

海にはひそかに待っていた家来の小舟がありました。それに乗って伊豆の方面へ逃げのびたのです。

(勝浦市)お万布ざらしより

 

先ほどの「おせんころがし」もそうだが、この外房はなかなか生死をかけた方たちの歴史が詰まっているとは来るまで思ってもいなかった。

崖の下には、明らかに人工的にくりぬかれた岩場が見えた。用途は不明。塩でも作ってたのかな。

 

 

勝浦城跡からそう遠くない「官軍塚」を目指す。

 

13:45 官軍塚に到着。

合掌。

 

御宿の海岸「月の沙漠公園」を目指す。

 

14:05 月の沙漠公園に到着。※砂漠ではなく沙獏

月の砂漠を はるばると 旅の駱駝が ゆきました

童謡『月の沙漠』は御宿の海岸がモデルとなったらしい。隣には月の沙漠記念館が建っている。

 

 

 

 

ここからグーンと北上して、九十九里町 九十九里浜にある「サンシャインステーブルス」を目指し、一気に進みます。距離はおよそ30km。約1時間半といったところか。

 

16:15 サンシャインステーブルスに到着。

乗馬クラブとレストランが併設されている。写真だけ撮らせてもらう。

 

ここは、九十九里浜で乗馬が出来るらしい。その光景を見に来たのだが…

もう遅かったか、馬蹄の跡しか確認できなかった。

 

こんなところで乗馬できるのは幸せだろうな、と一人思う。

暖かくなってきたこの時期、サーファーも沢山居た。カメラを持って、砂浜ウロチョロしているのは俺ぐらい。

 

 

最後の目的地「伊能忠敬記念公園」に向かう。

 

16:40 伊能忠敬記念公園に到着。

伊能忠敬は言わずと知れた江戸後期の地理学者・測量家。我が国最初の実測地図「大日本沿海輿地全図」を作製した人物。現在の九十九里町小関に1745年2月11日に生まれる。

「伊能忠敬先生出生之地」記念碑

銅像。

 

これで、すべての予定していた目的地に辿り着くことができた。最後はやはり伊能忠敬大先生。俺の師匠だ。

 

お腹が空いたので、近くのステーキの宮 東金店でステーキを食らいました。(宮のタレ、初。)

そのまま、国道126号線を通って千葉市街へ。国道14号→国道357号線(東京湾岸道路)の超絶交通量の主要道を通り自宅に帰りました。

 

 

 

2日目:民宿~ローズマリー公園~鴨川シーワールド~おせんころがし~行川アイランド跡~鵜原理想郷~勝浦城跡~官軍塚~月の沙漠公園~サンシャインステーブルス~伊能忠敬記念公園~自宅

 

これにて、全行程が終了。房総半島って意外と広いんだなぁというの率直な感想。6月中旬、日差しが強い。一切日焼け対策していなかったので、後日1週間は、鼻と腕、手の皮が剥けて大変でした。(笑)

 

次は、伊豆半島の下田とか行きたい。ペリー来航ならぬ、おわっっ来車。もちろん原付?で。

次回、ご期待ください。ご一読、ありがとうございました。

 

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