こんにちは。
11月末に東京サラブレッドクラブ4回目の1歳馬更新がありました。
関東馬編です。
レッドガナドーラ15とレッドリップス15に関しては、馬体重の更新はありませんでした。
それでは参りましょう
（ファンタストクラブ）
マシン運動３０分、常歩２４００ｍ、速歩８００ｍ、ハッキング１２００ｍ。馬体重462キロ。（10月末440キロ）
担当スタッフ「今月を通して順調に調整できています。見るたびに馬が変わるようなイメージの馬。それだけ成長力が高いのでしょう。いまは一度崩れた体型が再び変わってきて良くなっているところです。父が変わったことで上より素直ですし、まだ目立つことをしていない現時点でも動きの良さが分かります。先生も生まれた時からこの馬のことを気にかけていて、これまでの成長ぶりにも満足しています。このままの感じで成長して欲しいですね。とにかく順調です」
（木村牧場→ジョイナスファーム）（10月末452キロ）
屋内ダートコースや角馬場でのメニューに加えて、先週、今週と週１回の坂路調教を取り入れています。ハッキング程度のところですが戸惑うことなく登坂してくれていますし、ダートコースでの稽古も２２００ｍに距離を延ばして体力強化に努めています。先生からの指示で、美浦近郊のジョイナスファームへ向けて明日こちらを出発することになりました。稽古が進んできたことで女の子らしくピリピリとしたところが出てきたので注意していますが、動きは変わらず良好ですし、運動量が増えても飼葉の食いが落ちないように体調面に問題はないですしね。ここまで順調に進めることができましたので、移動先でも元気に頑張ってもらえればと思っています。いい意味でディープっぽい仔で、ここまでの成長過程も順調そのもの。血統的な魅力はもちろんですけど、動きを見ていても今後が本当に楽しみな馬。これから胴が伸びてくると、また良さが増してきそうな印象ですしね。このままトラブルなくデビュー戦までいけるよう願っています。 ※馬体重更新無し
（ノーザンファーム早来）
馬体重は447キロ（10月末430キロ）
11月に入り、坂路での調教も開始しました。現在、週2日は屋内坂路コース800ｍをハロン17-18のペースで登坂、週4日は屋内坂路コース1800ｍをキャンターで乗り込んでいます。馬体の成長にあわせて幅が出て、全体的にしっかりとした作りになってきました。調教を積みながら着実な成長を示しており、この時期ですが毛艶も上々でコンディションは良好です。調教では活気のある動きを見せており、乗り手からも引き続き乗り味の良さが評価されています。軽快な脚捌きにセンスの良さを感じさせる素材だけに、今後の成長と変化が楽しみです。引き続き乗り込みを重ねて、体力強化を図っていきます。
（社台ファーム）
マシン運動６０分、常歩３０００ｍ、ダク１２００ｍ、キャンター２０００ｍ。馬体重422キロ。（10月末418キロ）
担当スタッフ「速足、駆け足訓練を順調に終えて、現在は周回走路でキャンター調整を順調に消化しています。体重は微増ながら馬体に丸みが出て筋力もアップしてきた印象です。調教に支障はありませんが、見た目とは裏腹に人にも馬にも強気に当たってきます。悪いことではないですけど、しつけるところはしっかりやっていきます。乗りながらさらに馬体重も増やしていければと思います」
（ノーザンファーム早来）
馬体重は425キロ（10月末419キロ）
順調に調教が進んでおり、坂路コースでの調教も開始しました。現在、週1日は屋内坂路コースをハロン17～18のペースで登坂、週4日は屋内周回コース1800ｍをハロン22秒のペースで乗り込み、週1日はトレッドミルでの運動を行っています。小柄な馬体ですので、騎乗調教の日数を調整しながら進めていますが、馬体が減ることは無く、飼葉もしっかりと食べています。我の強いところがありますが、調教では騎乗スタッフの指示には従順です。軽快な身のこなしから高い素質を感じさせる本馬ですので、気性面の成長をうまく促していけるよう、進めていきます。
（坂東牧場）
周回コースでキャンター３５００ｍ。馬体重432キロ。（10月末427キロ）
担当スタッフ「長めのキャンターを順調に乗っています。普段はゆったりした歩様で柔らか味がありますし、動かせば身体全体を使って走ります。足運びが軽快で踏み込みをしっかりしていますよ。性格はやはりきついところがありますね。父の性格を受け継いでいるようです。キャンターを乗りながら、気持ちの向け方、操縦性などしっかり考えながら乗り込んでいきます」
（ノーザンファーム早来）
馬体重は480キロ（10月末462キロ）
11月に入り、坂路での調教も開始しました。現在、週2日は屋内坂路コース800ｍをハロン17-18のペースで登坂、週4日は屋内坂路コース1800ｍをキャンターで乗り込んでいます。馬体にはさらに幅が出て、ガッチリとしたまとまりのある作りになってきました。背中が安定しており、調教では力強い脚捌きを見せています。気性面には幼いところがあり、調教中も物見をするなど集中力に欠けるところがありますが、走ることにはとても前向きですし、心身の成長にあわせ解消してくるもの。心配よりも楽しみの方が大きいというのが現状です。引き続き乗り込みを重ねていくことで、先々の調教に向けての基礎体力をしっかりとつけていきます。
（ファンタストクラブ）
マシン運動３０分、常歩２４００ｍ、速歩８００ｍ、ハッキング１２００ｍ。馬体重476キロ。（10月末442キロ）
担当スタッフ「この中間も順調にメニューを消化しています。乗りながら馬体重は４７０キロを超えてきて筋肉の張りが目立っています。いかにもパワーのありそうな体型をしていますが、ルーラーの仔だけあって走りは軽く、フットワークもきれい、バネもあります。芝もダートもいけそうな馬ですね。一度お尻が高くなってバランスが崩れましたが、その後は徐々に前肢が伸びてバランスが取れてきています。まだまだ変わり身のありそうで成長ぶりが楽しみです」
（ノーザンファーム空港）
ダク５００ｍ、キャンター２５００ｍ、週２回坂路２本（Ｆ１８）。馬体重443キロ。（10月末423キロ）
担当スタッフ「この中間も順調に乗り込みを消化しています。坂路では週２回２本乗っていますが、特に気になる点もなく軽快な捌きで駆け上げってきます。牡馬にしては若干線の細さを感じますが、馬体重は乗りながら伸びているので問題ないと思います。１２月からは様子を見ながらもう少しペースアップを考えています」
（社台ファーム）
マシン運動６０分、常歩３０００ｍ、ダク１２００ｍ、キャンター２０００ｍ、直線１０００ｍ。馬体重502キロ。（10月末493キロ）
担当スタッフ「訓練期間と周回コースでのフラットワークを終えて、線走路での調教を開始したところです。稽古が進むにつれて体が動くようになり、少しずつヤンチャな面ものぞかせるようになってきました。余裕が出たことで我の強さを見せ始めているようですね。男馬ですしこの時期はこのぐらい元気があってもいいと思うので、必要以上には締め付けずに取り組んでいこうと思っています。ペースを上げても馬体が減ることはなく、むしろこれ以上の体重増には気をつけないといけないぐらい。まだ肉付きがいいので、加減なく鍛えていけそうですし、これからしっかり締めていきます。大型馬ですが硬さもなく動きも良いので、馬体が締まってくれば更に良化が見込めそうですね」
（坂東牧場）
馬体重４８３キロ。（10月末470キロ）
右飛節にＯＣＤ（発育の過程で生じる骨軟骨片が剥離した状態）を発症したため、先週手術を行いました。
担当スタッフ「中間の馬体検査で右トモにＯＣＤが確認されたので、先週、関節鏡を用いての手術を行いました。箇所的には問題ない部分でしたし、術後の経過も良好。すでに抜糸も終えて中の状態も良好です。今はパドック放牧にて様子を見ており、経過を見ながら今後のプランを検討していきます」
（木村牧場→ジョイナスファーム）（10月末446キロ）
敏感なところのある馬で、驚いて急に走り出したり突進したり。パニックを起こしているわけではないので、そのまま突っ走ってどこかに行ってしまうことはないんですけどね。美浦近郊のジョイナスファームへ向けて明日こちらを出発することが決まったのですが、新しい環境でまた緊張しちゃうと思いますので、そのあたりはしっかりと申し送りをしておきます。稽古は予定のメニューを消化しており、屋内ダートコースや角馬場でのメニューに加えて、先週、今週と週１回の坂路調教（ハッキング程度）を取り入れています。ダートコースでの稽古も２２００ｍに距離を延ばして体力強化に努めており、馬体のシルエットも徐々に変わってきたように感じています。神経質な面は成長と慣れで解消していきそうですし、稽古で見せるバネの利いたスピード感十分のフットワークは魅力。馬の形も決まってきているように思いますので、早い時期からいけるんじゃないかな。いまの感じだと気性的に長い距離はイメージしにくいですが、マイル前後でキレとスピードを生かした競馬で楽しませてくれそうですね。飼葉も綺麗に食べてくれて体調面に不安はありませんので、明日は元気に送り出せるはずですよ。まずは頑張って長距離輸送をクリアしてもらいましょう。 ※馬体重更新無し
コメントを残す