2017年現在、POGに対するスタンスについて

こんにちは。おわっっ(@rk_owaaa)です。

 

4月後半~5月前半。この時期になると、POG関連本が次々と発売され、決まって聞こえてくるのが

「POG選ばなきゃ!」

 

そう思ってる人、多いでしょう。私もその一人、だった

 

ただ、最近少し考えが変わってきた。

書きなぐりたい。

 

まず先に、POGについて

POGとは「ペーパー・オーナー・ゲーム」の略称で、読んで字のごとく“紙上馬主ゲーム”である。一般的に「ポグ」、あるいは「ピー・オー・ジー」と呼ばれ、自分の所有馬を「POG馬(ポグ馬)」、または「ペーパー」と呼ぶ。血統や厩舎、馬主、生産牧場、評判、あるいは取引価格などなどなど、様々な要素で選んだ馬を決められた頭数だけ所有し、その獲得賞金の合計を競い合う、競馬界最高のゲームなのだ。一般のファンが、架空の馬主になり、愛馬を応援する。ルール次第では超高額馬だって何頭も所有できて、大馬主気分を味わえるのだ。

netkeiba-POGって何?より引用

 

 

紙上馬主ゲーム…

私は2014年に東京サラブレッドクラブで一口馬主を始めた。そこから、毎年1頭ずつ出資をしている。そして、POGには必ず1頭そのを入れる。それは一口馬主としての、私のポリシーだ。

一口馬主1年目に出資した馬は新馬戦を勝ち、ポイントも稼いでくれた。

だだ、2頭目はいまのところ未勝利だ。

簡単に言って、10頭選ぶPOG団体だとすれば1頭は棒に振っている計算だ。

 

POGは1勝、2勝そして重賞・G1 と勝っていればいるほどポイントはもちろん高くなる。

そして、そういう馬が多ければ多いほど順位も高くなる。

 

私はあまりPOGの成績は良くない方だ。

ポイントが高いと、馬を見る目がある。とか、ポイントが低いと、この人は馬を見る目が無いんじゃないか、とか。今はデータベース上で簡単にリストや累計ポイント、団体での順位が一瞬でわかってしまう。

そして、その表面上だけ見る。

「ポイント低いな」

すぐ、粗を探す。

 

 

 

そんな中、私の中に一つの疑問が浮かんできた。

「POGで走ると思って選んだ馬、一口クラブ馬ばかりではないか」

 

 

立ち止まった。

 

待てよ。

今、私の手元には昨年発売された某POG本がある。

そこに載っている馬は、計1471頭

2014年に生産された馬は6875頭。約5分の1。もちろんその中には地方競馬デビューの馬、そして、残念ながらデビューすら叶わなかった馬などもいる。

 

私がPOGで馬を選ぶときのスタンスは、「血統」だ。

それは、一口を選ぶとき、馬券検討する際にも第一に優先しているファクターだ。今のところこれを改める気はあまり無い。

可能であれば、全頭の5代血統表を見て、知識をフル動員して至極の10頭を選びたい。

しかし、それには果てしなく時間がかかる。そして、それをする理由もあまりない。

 

 

 

だいたい、ドラ1と呼ばれる超期待馬がいる。POG各誌の見開き1ページに載せられる。馬体の写真を合わせて。

そして、それを抽選で奪い合ったりする。ほとんど、その本から10頭なら10頭近く選ぶことになるだろう。

 

では、その本の見開き1ページ目の超期待有力馬、その馬の馬主とは?

そう、一口クラブ馬が多い。

 

競馬関係者がその身分を使ってホイホイ適当に評価を下す。その人、その言葉には重みがある。

その人が培ってきた、経験・感性がその馬に、机上の能力を授ける。

 

机上の能力=走る馬、とは限らない。

それは、競馬をやっている人なら分かっていただけるだろう。

 

 

例えば、2017年の皐月賞。勝ったのはアルアイン。父はスーパーサイアー、ディープインパクト。母はドバイマジェスティ。そのアルアイン、私の購入したPOG本には1番最初の3ページ目にデカデカと載っている。

そして、アルアインは某一口クラブ馬だ。

これは、上手くいった例。

 

では反対に、2017年の桜花賞。勝ったのはレーヌミノル。父ダイワメジャー、母ダイワエンジェル。

そのレーヌミノルは、私の購入したPOG本には一切記載がない。前述した1471頭から漏れていたのだ。

理想は、血統でこういう本から漏れてしまった馬を選びたい。本でしか選ばない人にとっては、選ぶ対象にもならないのだ。

そんなスタートラインにすら立てない状況も、私は良しと思えない。

 

 

 

 

紙上馬主ゲームという言葉が前半で出てきた。一口クラブの馬は、簡単に言って、お金さえあれば出資できると思っている。もちろん、一口馬主歴が長い方からすればこれに対してNOという方もいるだろう。それまでの経験を私はまだしていないから、反論はできない。

そんな、一口クラブの有力馬をPOGで選んだとき、

 

 

 

何をやっているのだ。俺。

 

 

「走ると思った馬、お金さえあれば出資できるやん。」

そうすれば、より自分の身近な存在になる。

そして、俺は悔しくなった。

 

小さいころから、馬主になると言ってきた。変わらない、夢。一口馬主としては、スタートを切った。

 

そうじゃない。

何が悔しくて、お金がないから仕方なく紙上で馬を選んでいるんだ?その走る馬を、自分で所有することが最大目的であり、終着地ではないのだろうか。

 

そんなクソみたいな理由で、一口クラブの馬をPOGで選びたくなくなった。

(広義の意味では、セール出身の馬も)

 

 

だから今は、一口で出資している3頭に絶対的な愛情を注いでいるつもりだ。それが、400分の1の馬だったとしても。

それが今の私の限界だ。

 

 

進むのをやめない。馬主をホイホイする側で終わらない。

 

 

だから今年のPOG、私は個人馬主から選んでみようと思う。

 

 

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1件のコメント

  1. 匿名

    それが勝ち組になるコツですね。
    人の行かぬ道を歩め、そこに勝利が有る!

    なんて簡単な事だけれど、実行するにはとてつもない積み重ねた努力からくる信念が必要ですね‼

    私には無理でした、なので皐月賞も王道路線を主眼に置き、取りきれませんでした。

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