こんにちは。
11月末に東京サラブレッドクラブ4回目の1歳馬更新がありました。
先日、関東馬をまとめましたので次は関西馬です。
それでは参りましょう
(社台ファーム)
マシン運動60分、馴致場でのフラットワーク。馬体重453キロ。(10月末452キロ)
担当スタッフ「調教厩舎の都合もあって入場が遅れましたが、この馬自身の問題は一切ありません。この後はすぐに馬場に出してキャンター調整を始める予定です。現在は馴致場で駆け足訓練を消化していますが、普段はおっとりしているのに騎乗するとかなり前向きな姿勢を示すので好感が持てますね。感度が良く反応もシャープ。馬体はやや薄めですが、体高があって伸びのある馬体からまだまだ成長が見込めます」
(ファンタストクラブ)
マシン運動30分、速歩。馬体重430キロ。(10月末424キロ)
担当スタッフ「ジャパンカップの日に競馬場で角居先生にお会いしたので、いい馬がうちに来ていますよとお伝えしたら、さっそく翌28日に来場していただけました。まだ速歩で800mぐらいのところしかやっていないのですが、軽やかな動きを見ただけで満足されていましたし、牧場でもフェアリーバラード15に勝るとも劣らない動きと期待が高まっています。フェアリーバラード15が肩のラインが緩やかで本馬の方が少し立ち気味、一般的には動きに硬さを見せるタイプなのですが、走らせるとそういうところを見せない。そこがディープの良さなんでしょう。来場後の馬体チェックで右トモの種子骨のあたりに軽い炎症が見つかったので、すぐに炎症止めを処方して対処しています。始めに治療しておけば問題ない部類のものなので、様子を見ながら徐々にペースを上げていけると思います。ただ、牡馬にしてはまだ小柄ですし、成長を促しながら進めた方が良いと思うので、先生と相談しながらこの子に合わせたメニューを組んでいきますね」
(ノーザンファーム早来)
馬体重は441キロ(10月末445キロ)
順調に調教が進んでおり、現在、週3日は屋内坂路コースをハロン17秒のペースで登坂、週3日は屋内周回コース2400mをハロン22秒のペースで乗り込んでいます。馬体重は大きく変わらないものの筋肉量が増えてボリュームアップ、全体的に一回り大きくなった印象です。乗り始めた当初はやや華奢に映る面がありましたが、運動量が増えていくにつれて走りにも力強さが出てきており、確実に力をつけています。落ち着きがあり調教にも集中して取り組んでいます。素質を感じさせる動きを見せており、これからの成長がとても楽しみです。
(社台ファーム)
マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター2000m。馬体重470キロ。(10月末476キロ)
担当スタッフ「現在は周回走路でのキャンター調整まで進めています。当初は乗られることに納得していない感じがありましたが、今は馴れてスムーズな捌きを見せています。幼かった体型も徐々にラインが整ってきて良い感じに変わってきています。この時期だけに毛が長く見栄えはしませんが、これは上のエイジアンウインズ、サトノシャルマンにも見られたので、この血統特有のものかもしれません。体調面には不安がないので、このまま進めていきます」
(社台ファーム)
マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター2000m。馬体重480キロ。(10月末466キロ)
担当スタッフ「現在は周回走路でのキャンター調整を行っています。とても順調に来ており、心身ともに不安な点はありません。乗りながら馬体も増えて牝馬ながらボリュームがあります。この時期にしては肌艶も良いですね。ディープの仔にしてはパワーも備えていて、これは牝系の血の影響もあるのでしょうか。足元含めて全体に丈夫に育っており、今後の調整も順調に進められそうです」
(ノーザンファーム空港)
ダク500m、キャンター2500m、週2回坂路2本(F17-18)。馬体重433キロ。 (10月末427キロ)
担当スタッフ「この中間も順調にコースと坂路で乗り込みを消化しています。11月には入ってから坂路ではF17ぐらいまでペースアップしていますが、特に問題もなく素軽い捌きを見せています。馬体重の増減はあまりありませんが、トモの容量は大きく今後の成長が楽しみです。この時期にしては肌艶抜群で黒い馬体だけに見栄えもしますね」
(ノーザンファーム早来)
馬体重は452キロ(10月末451キロ)
順調に調教が進んでいます。現在、週3日は屋内周回コース1800mをキャンターで乗り込み、週3日は屋内坂路コース800mをハロン17秒のペースで登坂しています。少しずつ力がついてきて、馬体はしっかりとしてきています。まだ幼いところがあり、初めて見るものに反応するところがありますが、理解力が高くて物覚えも早いので、スタッフの指示にも素直に応えています。脚捌きには父の産駒らしい硬さがありますが、乗り進めて成長していくことで、柔らかさも増してくるでしょう。まずは基礎体力をしっかりとつけて、先々に向けた土台を作っていきたいと思います。
(社台ファーム)
マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター2000m。馬体重422キロ。(10月末416キロ)
担当スタッフ「現在は周回走路でキャンター調整を消化しています。体重は思ったほど増えてきませんが、見た目に落ちた感じはせず、馬体のシルエットは良い方に変わっていると思います。動きに関してもこの時期にしては全身を使えてうまく走れています。もうひと回り大きく膨らませていきたいので、乗りながらボリュームアップを図っていきます」
(ノーザンファーム早来)
馬体重415キロ(10月末406キロ)
順調に調教が進んでおり、11月に入って周回コースでの調教を開始しました。現在は毎日屋内周回コース1800mをハロン20-22のペースで乗り込んでいます。馬体は小柄で幼さを感じさせる作りですが、飼葉をしっかりと食べており、徐々にトモや背中には良質の筋肉がついてきました。気性面ではまだ幼いところを見せますが、環境や調教にも慣れて少しずつ落ち着きが出てきており、調教には集中して取り組んでくれています。調教では軽い脚捌きを見せており、心身ともに成長した時の走りがとても楽しみです。今後の調教に向けて基礎体力の強化に努めていきます。
(社台ファーム)
マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター2000m。馬体重450キロ。(10月末446キロ)
担当スタッフ「周回走路でのキャンター調整を順調に消化しています。馴致時の気性から馬場では教えることが多いかと思っていたのですが、肝の据わりが良くて何でもそつなくこなしてくれます。これは嬉しい誤算でした。馬体は相変わらずボリュームがあって体重以上に大きく見せますし、体調面の不安は皆無ですね。捌きが軽いので芝で良いところがありそうですが、上はダートで走っているので、どちらもこなせるタイプかもしれません」
(社台ファーム)
マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター2000m。馬体重468キロ。(10月末476キロ)
担当スタッフ「周回走路でのキャンター調整を順調にこなしています。父の産駒にしては難しい面もありませんし、馬体重も安定しています。走りも悪くありませんが、ここから筋力が増してくればさらに良くなってきそうな雰囲気があります。今の時点でも父の産駒特有の筋力の強さがありますからね。活躍した姉に似た雰囲気もあり、スタッフ間の感触も悪くないですよ」
(ファンタストクラブ)
マシン運動30分、常歩2400m、速歩800m、ハッキング1200m。馬体重470キロ。(10月末460キロ)
担当スタッフ「この中間も順調に乗り込みを消化しています。割と大柄な馬ですが、全体にバランスが取れていて走りに重さもないですし、フットワークも良いですよ。オルフェの子ですが、難しいところもなく扱いにくいところもありません。ちょうど今日、昆先生が来場しましたが、満足そうに確認されて、このまま進めて欲しいとのことでした。この上もうちで育成していますが、トモに緩いところのあった上に比べて本馬はこの時期にしてはしっかりしています。特に問題ないので、このまま進めていけそうです」
(社台ファーム)
マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター2000m。馬体重442キロ。(10月末448キロ)
担当スタッフ「周回走路でのキャンターを順調に消化しています。やや感度が高く、気持ちが先走ってしまう傾向は見られますが、走り自体は悪くありません。この性格も父の良さを受け継いでいるのかもしれませんし、心身がかみ合ってくればさらに良くなってきそうです。馬体面は締まりも出て、腰回りにも力がついてきた印象。体調含め不安な点はないので、このまま進めていきます」
(社台ファーム)
マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター2000m、直線1000m。馬体重493キロ。(10月末480キロ)
担当スタッフ「周回走路でのキャンター調整を経て、直線走路でのキャンターを開始したところです。まだ走りに力みはありますが、スピードはありますよ。ただ、まだスピード任せに行ってしまうようなところがあるので、うまく気持ちをコントロールさせながら進めていきたいですね。全体に筋力がついてくれば加速も楽になるので、今以上にスムーズかつ素軽い動きができそうです。まだ好馬体を使いきれていない印象ですが、その分、伸びしろは大きそう。いろいろ教えながら鍛錬していきます」
(坂東牧場)
馬体重435キロ。(10月末430キロ)
担当スタッフ「今月も昼夜放牧主体に基礎体力の向上に努めてきました。専属獣医とも相談してギリギリまで放牧を続けて成長を促すことにしました。馬体重は先月から微増ですが、中身は徐々にしっかりしてきたはずです。通り一遍のメニューではなく、個々の状態に合わせて最善と思われるメニューを考えていますのでご理解ください。12月以降にトレーニングを開始する予定ですが、放牧でじっくり下地を作ってきたので、立ち上げ自体はスムーズに運ぶと思います。その後に関してもこの仔にあったメニューでじっくり作っていきます」
(ノーザンファーム空港)
週3回坂路調整(F17-16)。馬体重432キロ。(10月末436キロ)
担当スタッフ「11月初旬に感染症にかかったので数日マシン運動にとどめましたが、中旬以後は再び坂路に入れて順調に乗り込まれています。先週末からはF16までペースアップしているように体調面に不安はありません。まだ小柄でいかにも牝馬らしい見た目をしているので、これからはボリュームアップを目標に乗りながらしっかり食わせていきたいですね。時折リフレッシュ期間を設けるなどしてメリハリも利かせていきます」
(社台ファーム)
マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター2000m、直線走路1000m。馬体重484キロ。(10月末475キロ)
担当スタッフ「順調に周回コースでのキャンター調整を終え、直線走路でのキャンターを開始したところです。まだ全体に緩さはありますが、バランスは良くなっていますよ。その分、走りのバランスも向上し、全体に良化傾向にあります。背腰の筋力が強化してくれば、推進力がグッと上がってきそうな走りを見せてくれています」
(ノーザンファーム空港)
週4回900m坂路×2(F18)。馬体重410キロ。(10月末400キロ)
担当スタッフ「周回コースのキャンター調整を経て現在は坂路主体に乗り込んでいます。まだF18程度ですが、軽やかに素軽い動きを見せています。小柄でまだ非力な印象はぬぐえませんが、それはこれからの調教次第で改善していけるもの。まずは体を大きくすることを念頭にじっくり乗り進めていきたいと思います。全身にしっかり筋肉をつけていきたいですね」
(社台ファーム)
マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター2000m、直線走路1000m。馬体重506キロ。(10月末494キロ)
担当スタッフ「周回キャンター調整を経て直線走路での調教を始めたところです。大型馬特有の感度の高さからか、調教環境が変わって少し臆病な面を見せていますが、ひとつずつ納得させれば理解してくれるので問題はありません。馬体は立派でパワーもありそうですが、まだ持て余している感じもあるので、走りをしっかり教えていきたいですね。馬体に締まりが出てシュッとしてくれば、スピードとパワー兼備のバランスの良い走りができそうです」
(ノーザンファーム早来)
馬体重は484キロ(10月末478キロ)
順調に調教が進んでおり、現在、週3日は屋内坂路コースをハロン17秒のペースで登坂、週3日は屋内周回コース2400mをハロン22秒のペースで乗り込んでいます。しっかりと飼葉を食べており、馬体は着実に成長しています。それに伴って、調教での走りにも徐々に力強さが増してきました。坂路コースを手応え良く駆け上がっており、バネを感じさせるフットワークを見せています。このまましっかりと乗り込んで体力をつけていき、素質を上手く引き出していきたいと思います。