遡ること、2年前。2015年。
私は東京サラブレッドクラブの1歳募集馬、2014年度産まれを眺めていた。
何頭かピックアップしたのち、私が出資したのは、サビアーレの14、のちのレッドエレノアです。
DVDは明日見よう。サビアーレ、イタリアンレッド、サンクスアロットかな、あー楽しい
— おわっっ (@rk_owaaa) 2015年8月19日
サビアーレ2014は全兄が日経新春杯などを制したカポーティスター。れっきとした重賞勝ち馬だ。そんな馬の全妹が東サラで募集されるのだから、タイムラインでも人気だった。募集開始→即満口になりそうな勢いで人気だった。そして案の定、抽選になった。
そんなこんなで様々な要素を取捨したのち、切らざるを得ない馬もいた。第一印象がとてもよかった馬もいた。ただ、その馬に出資することはなかった。
サンクスアロットええなぁ
— おわっっ (@rk_owaaa) 2015年8月19日
ブレンダとサンクスアロット悩んでるけどまだ待つ
— おわっっ (@rk_owaaa) 2016年2月2日
サンクスアロット満口かーー
— おわっっ (@rk_owaaa) 2016年5月18日
悩んだ馬はあまり人気が無かった。満口になったのは年が明けて、日が経った5月。レッドアーサーという素晴らしい名前を授けられて、今競馬場のターフを駆け抜けている。
時が経って、2017年。
私は東京サラブレッドクラブの1歳募集馬、2016年度産まれを眺めていた。
毎年、募集馬が発表されてから、カタログを開くまでの間のワクワク感は半端ではない。そして、そんな季節がやってきて、また、見つけた母サンクスアロット。今年の募集馬で何をピックアップしたかは、ここでは紹介しない。今年も相当迷った。懸念事項を払拭できず、満口になった馬もいる。ぜひ、オレを見返すような素晴らしい成績を残してもらいたい。
出資するにあたって、私はまず「血統」に注目する。参考程度に次のようなブログ(東サラ2017年度募集馬の、父と母父の組み合わせの勝ち上がり率を調べてみました)も更新したりした。
12月。
3歳年上のブレスアロット(父キングカメハメハ)が1600万クラスを勝ち上がると、サンクスアロットの2016は「残口間近」(残口が100口以下)になり、そして50口以下を知らせる「残口わずか」になった。サビアーレ14を選んだあの日から2年以上が経った。2年前、第一印象がとても良かったが、見送ってしまったあの馬の2歳年下の弟。決めた。
サンクスアロット16(牡) 総額1800万、一口募集45000円
父:シンボリクリスエス
母:サンクスアロット
兄弟:サンクンガーデン(抹消・中央0勝)、ポルナーダ(抹消・中央0勝)、メニーサンクス(抹消・中央0勝)、ブレスアロット(現役・中央5勝)、レッドアーサー(現役・中央1勝)、ロンサール(未出走)
入厩予定:大竹正博
サンクスアロット16。ボリクリ×サンデー×ディキシーランドバンド。
この3つのラインが共通するのが、現3歳スマートエレメンツのみ。意外に1頭だけ。
ボリクリ×ディキシーランドバンドならスマートエレメンツ含め4頭。カタログ通りメイショウサミットなど。サンデー挟んでる分、芝でこそ。— おわっっ (@rk_owaaa) 2017年7月25日
第一印象は、黒鹿毛が光るキレイな馬体。いかにもシンボリクリスエスの牡馬、といった印象。
血統背景の父シンボリクリスエス×母父サンデーサイレンスから、芝に出るかダートに出るか正直分からない。(ダートの最高傑作はサクセスブロッケン、芝の最高傑作はアルフレード?)兄弟だけで見ても、数だけだとダートを多く使っているが、芝ダートで成績はあまり変わらない。
実際のところ135頭いる「父シンボリクリスエス×母父サンデーサイレンス」の牡馬の成績は
芝ダートともに変わらない。
近親にレッドリヴェールがいる血統。G1ウイナーが出る一族なら、底力の担保は十分。ボリクリは牡馬、という印象も個人的には感じているし、鈍重な部分が出ればダートかなぁと思うが、適正舞台は新潟芝外回り2000mを大きなストライドで優雅に伸びてくる姿が目に浮かぶ。ゆくゆくは新潟記念や新潟大賞典の常連に・・・とか思ったり。
東サラの説明の中には、
2代母の父Dixieland Bandは、~中略~シンボリクリスエスとの組み合わせでは、サンプルが少ないながらも準オープン馬メイショウサミットを出しています。~中略~母の父にサンデーサイレンスが入るので芝向きの柔らかさが確保されており、底力あふれる芝中距離馬として大舞台での活躍が期待されます。
とある。この通りに成長していくことを願って、これからのサンクスアロット16を応援していきたい。
最新の11/30更新分(504kg)を見ると、
素直で前向きに調教の取り組めるのはこの馬のいいところ。大柄でもドタドタした感じもなく良い雰囲気で動けています。ただ、前向きさが過剰になると、たまに熱くなって瞬間的にハミの操作が利かなくなるようなことも見られます。パワーのある馬なのでそういう時の力は強靭。そうしたことの今後の課題として、乗り手とのコンタクトをしっかり取りながら、馬自身が納得できるように調教に取り組んでいきます。
見た目通りのパワーを持ち合わせている印象はあるが、写真を見ると全体的にやや筋肉量が少ないかなとは思う。じっくり育っていって欲しい。
デビューが楽しみだ!!
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