おわらいふ

青春18きっぷを使って東京から群馬へ日帰り一人旅をしてきた

こんにちは。おわっっ(@rk_owaaa)です。

 

2017年(平成29年)夏期 青春18きっぷの利用が7月20日より始まりました。これまでも何度か行ってきましたが、今回も東京駅から青春18きっぷを使って旅をしてきました。

ただ、今回は行きたい場所が何ヵ所か在り、自分で決めるのもなぁということで用件は書かずにツイッターでアンケートを取って一番多かった所に行こう!という、「皆さんの投票で行く、無計画青春18切符の旅」を勝手に考えました。

候補は、茨城・栃木・群馬・山梨の4県。結果、群馬が最多得票となりました。

日帰り群馬の青春18きっぷ旅のスタートです。

 

  東京駅~富岡製糸場~めがね橋~高崎城址~BAOO高崎~東京駅

7月24日 朝 東京駅。

07:44 東京発 東京上野ライン高崎線直通 高崎行

高崎駅。

最初の行き先は「富岡製糸場」に決めていた。最寄駅のある上州富岡駅に向かうために上信電鉄に乗り換える。

高崎線に乗っている間に調べていたのだが、富岡製糸場見学往復割引乗車券の存在を知った。しかも硬券!通常価格から440円引きの2140円となっている。高崎駅-上州富岡駅間の往復切符(1580円)と富岡製糸場の見学料(1000円)。第3セクターは乗車代高いなぁ…

 

09:55 上信電鉄乗車。なかなかの殺風景の中、40分ほど乗車。

上州富岡駅到着。マスコットキャラクター?の”お富ちゃん”がお出迎え。

歩いて富岡製糸場に向かう。徒歩10分ほど。道中は看板等が整備されているので、迷うことは無いだろう。

 

世界遺産 富岡製糸場

富岡製糸場は、明治5年(1872年)に明治政府が日本の近代化のために設立した模範器械製糸場です。
明治維新後、政府は日本を外国と対等な立場にするため、産業や科学技術の近代化を進めました。そのための資金を集める方法として力を入れたのが、生糸の輸出でした。政府は生糸の品質改善・生産向上と、技術指導者を育成するため、洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場をつくることを決めました。
 こうして富岡製糸場が建設され、現在までほぼ変わらぬ姿で残されています。

場内のご案内より

 

見学料を払う施設でもあるので、写真撮影は可能ですが必要最低限の写真のみ載せたいと思う。

その他、富岡製糸場の写真が見たいという方は、しるくるとみおか-富岡市観光ホームページ-内のフリーダウンロード画像を参考にして頂きたい。

 

場内は約1時間半ほどで見て周れる。飽きもせず、丁度よい規模だろう。施設内全体が世界遺産及び国宝、重要文化財となっているので空間がタイムスリップしたような感覚にはなるが、あまり思っていたより感動は薄いかなって印象。あと、全国各地にいるはずの外国人観光客が一切いなかったことに驚いた。あまり、興味はないのかな。

上州富岡駅に戻る。

 

12:13 上信電鉄乗車。高崎駅へ。

1時前。ちょうどお昼時だ。行く店はすでにピックアップしていた。

高崎駅西口から徒歩約6分。あら町に店を構える、「栄寿亭」さん。群馬はソースカツ丼が有名だそう。そのなかでも高崎駅から近いここ栄寿亭さんをセレクトした。定番はカツ丼。「玉子なし」と「玉子ひき」が存在する。「玉子なし」はその名の通り、玉子が無い。イメージ通りのソースカツ丼。「玉子ひき」は所謂定番のカツ丼。

「玉子ひき」を注文する。3分ほどで運ばれてきた。上にしいたけが乗っている。あまり見たことが無い。実食。和風タレが大変甘い。タレの量が多く、茶碗の底に溜まっている。これが非常にご飯と合う。ガツガツ感よりスルスル感の強いカツ丼。のどごしが良いとでも言うのか、食べやすい。しいたけの出汁も利いている。提供速度と美味さは比例しない。作るのが遅いほどクオリティが高い訳ではない。その逆もそう。作るのが速いほど、その分手抜きをして美味しくなくなる。

否。提供時間が速く、クオリティも高い。そして安い(480円)。関東じゃ考えられない。丼(どんぶり)にその創業98年(大正8年)のノウハウが詰まった至極の一杯がそこにはある。参りました。

 

お腹を満たして、再び高崎駅へ。信越本線に乗って、終点「横川駅」に向かう。

 

13:22 高崎発 信越本線 横川駅へ。

横川駅から、片道4.7kmを歩いて「めがね橋」を目指す。

横川駅は信越本線の終点だが、昔は長野県軽井沢駅まで繋がっていた。

北陸新幹線の高崎駅 – 長野駅間が部分開業した1997年10月1日以降、信越本線の終着駅となっている。1 – 3番線の線路は構内のはずれにコンクリート製の車止めが設置され途切れているが、かつては碓氷峠を越えて軽井沢駅へ複線電化の線路がつながっており、碓氷峠越えの拠点となった駅であった。碓氷峠には66.7‰という国鉄・JRで最も急な勾配があり、列車が上り・下りするためには補機であるEF63を連結・解放する必要があった。そのため、全ての列車が長時間停車した。

ウィキペディア「横川駅」より引用。

その路線跡地には、碓氷(うすい)峠鉄道文化むらが建っている。時間の関係で中には入らなかった。

その碓氷峠鉄道文化むらに向かって、横川駅から線路跡が残っている。これが碓氷峠を越え、軽井沢まで向かっていたのだ。鉄道遺構跡は個人的に大好きだ。胸がざわざわしてくる。

 

進路を北西方向に、※アプトの道が整備されている。ここを通って、目的地「めがね橋」を目指す。

※信越本線アプト式鉄道時代の廃線敷を利用して、横川駅~熊ノ平駅の間の約6キロメートルを遊歩道として整備されました。アプトの道は国の重要文化財である旧丸山変電所をはじめ3つの橋梁と10の隧道があり、めがね橋を代表する鉄道煉瓦構造物群などの碓氷峠鉄道遺産にふれることができます。

アプトの道(遊歩道)-安中市ホームページより

 

碓氷峠鉄道文化むらに沿って歩く。車両についてはよく分からないが、様々な電車が見てとれる。

少し進むと、道のはずれに「碓氷関所跡」が建っている。

徳川幕府の間、ここに関所があったそう。門については復元されているもの。

 

碓氷峠及び碓氷線を開通させるためには、人海戦術を取らなければならなかった。それがあったからこそ、今こうして私は過去の遺構を目の当たりにすることが出来る。それには必ず”歴史”がついてくる。合掌。

 

道は続く。左に見える線路は、先ほどの鉄道文化むらから伸びている。後述する碓氷峠の森公園に繋がっている。

柵には様々な説明が張られている。向かいから人とすれ違う。ごあいさつ。

なにか見えてくる。旧丸山変電所。電車が上り勾配で必要な電力を供給していた。

道が少し外れる。送電線も上に残っており、道が続いていることは確認できるが、順路に従う。少し歩くと、碓氷峠の森公園交流館が見えてくる。行きは寄らず、帰りに時間があれば寄るスタンスで。

ここで、約3分の2進んだか。トンネル(第一号トンネル)が見えてくる。この道も路線跡だ。

第一号トンネルを通った後に、「第二橋梁」を通る。目指している「めがね橋」は「第三橋梁」なので近づいてきたか。

道から「碓氷湖」が見える。

第三、四、五トンネルと続く。

15:00 そして、第五トンネルを出たところで、「めがね橋」に到着する。

奥に見えるのは、1963年に切替わった信越本線の新線の鉄橋だ。今はもちろん使われていない。

奥に行けば、旧熊ノ平駅がある。保存状態がよく、駅としての名残を見てとれるらしい。今回は行かないが、写真で見る限り必ず行っておきたい場所のような気がする。階段を降りる。

国指定重要文化財 碓氷第三橋梁(めがね橋。200万個以上のレンガを使用して作られた、国内最大級のレンガ造アーチ橋。

碓氷峠は、片峠! 中山道の難所峠をどう超えてきたか?ブラタモリ 軽井沢への道! 

様々な歴史を感じ、感傷に浸りながら来た道を戻ります。先ほどの碓氷湖へ。

碓氷峠の森公園交流館には峠の湯という温泉施設があった。正直、汗だくだったのでそういう人にとってはオアシスなんだろうな。

横川駅に戻る。

 

16:30 横川発 信越本線 高崎行

再び高崎駅に戻ってきた。高崎駅周辺をウロチョロする。

西口から、高崎城址

高崎城址から東口に向かって歩いていると、チャリンコ置き場が。高崎まちなかコミュニティサイクルというらしい。説明をよく見ると、取っ手のところに100円を入れるだけで鍵を外せ、範囲内であれば無料で自由に使い放題とのこと。

高崎まちなかコミュニティサイクル「高チャリ」は高崎駅西口を中心に自由に乗降できる無料貸し出し自転車のこと。中心市街地内に設置された16カ所のサイクルポートで150台の自転車を無料で貸し出し、自由に使って頂くことが可能です。(ポートの利用時間は9:00~22:00)サイクルポート内ならどこで借りても、どこに返却してもOK。まちなかでの買い物などに、「高チャリ」をご利用ください!

ということで

乗った。服を乾かしながら(笑)

本当に、無料で乗れた。市民に優しい町、高崎って印象を受けた。そのほかにも

街中の道にアクアミストを等間隔で出していることにも驚いた。

——-

高崎駅東口から10分ほど歩いたところに

BAOO高崎がある。規模は相当小さい。船橋開催していたので1レースだけ参加。施設内には高崎競馬所属だった赤見千尋元騎手のサインが。小さな売店に飾られていたのだが、このBAOO高崎がリニューアルしたときに来たらしい。売店の老夫婦と少ししゃべる。「千葉から来たんですよー」とか。折角なので、焼きそばを食べる。うみゃい。

外は競馬場としての名残はあるが、序々に消えていっている印象があった。その姿を見て、なんだか悲しい気持ちになっていった。正直、高崎競馬場に関しては殆ど知識は無いが(連続テレビ小説 ファイトは高崎競馬が舞台だったっけ?)、こうして昔あった競馬場が姿を消していっているのは心が痛くなる。地方競馬にはそれぞれの特色がある。これ以上無くなっていって欲しくないと切に願う。

BAOO高崎を後にし、高崎駅に戻る。

夕時だ。高崎駅ビル 高崎モントレー内5階「登利平(とりへい)」さんで夕食。

上州麦豚 炙り膳(900円)。醤油ベースのタレが豚肉だけではなく、下の米にまでかかっておりガッツリタイプの一杯。豚肉も柔らかく、噛みやすく顎にも負担がかからない。くせもなく、味わい深いので飽きも来ない。美味しい一杯でした。

ご飯を食べたら後は東京に帰るだけ。

 

19:46 高崎始発 高崎線東京上野ライン直通 平塚行

一旦、行ったことがなかった赤羽で降りたが、特に何もせずに東京駅へ。

22:30 東京駅。

 

今回の青春18きっぷの旅は、行くところをツイッターで決めてもらうという個人的に新しくワクワクするような方法を使いました。行きの電車内で行くところを急いで調べる。そういう楽しさもあるんだなぁと新しい発見がありました。日帰りだったので行動範囲は狭かったかなとは思いますが、次回群馬に行くようなことがあれば、ゆっくり草津温泉でも行って温泉に入りたいなと思います。まだまだ、青春18きっぷの利用期間は始まったばかり。(~9月10日迄)

次は何が待っているのだろう・・・

 

ご一読ありがとうございました。

 

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