おわらいふ

北九州市「ゼンリン地図の資料館」に行ってきた

それは–
歩くことからはじまる
 
 
 
 
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こんにちは。おわっっ(@rk_owaaa)です。
 
 
 
福岡県北九州市小倉北区にある、リバーウォーク北九州。
 
 
 
 
そこの、14階 「ゼンリン地図の資料館」に行ってきました。
 
 
 
 
 

  (株)ゼンリンとは

ゼンリンは地図を作る会社です。住宅地図やカーナビゲーションシステム用地図ソフトの制作・販売をはじめ、IT社会を支える基幹システムのひとつGIS(地理情報システム)など、幅広く地図データベースを提供しています。

ゼンリン地図の資料館パンフレットより

 

 

 

リバーウォーク北九州の4階連絡口(朝日さんさん広場横)からエレベーターに乗って14階へ。

エレベーターを降りると、資料館があります。

 

受付で入館料100円を払い、チケットを貰う。

館内は撮影可能ということで、気になったものを一部挙げてみようと思います。

 

 

  ゼンリン地図の資料館

 

館内入口から一番最初に目に入るのが、床に描かれている原寸複製の伊能中図

 

学生時代に一度は見たことがあるだろう、江戸時代後期の測量家として著名な伊能忠敬(1745~1818年)による、この地図。こんなに大きかったんだ、と呆気に取られます。

 

伊能中図からみて、左側の壁に説明と見方が。

 

これを200年余りを歩いて伊能忠敬とその調査隊は測量したんだと思うと、半端ではない情熱を感じ取ることができます。

 

 

伊能地図を含め、こちらは常設展示コーナー。

周囲の壁には、ペリーが作成を指示した下田の海図や日本とヨーロッパの古地図や地図の通史、明治以降の北九州の地形図など。部屋の真ん中には主に北九州の明治・大正・昭和の観光案内地図、路面電車と鉄道案内地図。西洋から見た日本とアジアの地図が展示されています。

 

 

ガラスで部屋の電気が反射してしまうのが、ちょっと残念。

これら写真はほんの一部です。一枚一枚にそれぞれ歴史を感じることが出来、じっくり見ていくと今とどう違うのか、何が残っていて何が無くなったのかなどを比較して見ると、感慨深いものが生まれ、とても楽しめます。

 

 

部屋の奥では、リバーウォーク北九州最上階(14F)からの眺めが見られます。
小倉駅や工場群が見え、天気が良ければ関門海峡まで眺めることができるそう。開館時間が午後5時までとなっているので、工場夜景は残念ながら見る事は出来なさそうです。。

 

 

眺める場所から右隣には、小さな部屋があります。

この部屋は、ゼンリン会社紹介コーナーとなっていてゼンリンの歴史や事業等、スポンサーとなっている団体などのグッズを紹介・展示しています。

 

 

戻って、入口の隣には体験コーナーがあります。

一見、子ども向けの空間なのかなと感じたのですが、体験コーナーには地図に関連した豆知識やクイズ、書籍や雑誌、絵本、全国の詳細地図、おもちゃなど、地図にまつわる物を見ること・体験することが出来、大人から子どもまで楽しめることが出来ます。

 

 

 

 

時間の関係で、滞在時間約1時間となってしまったのですが、1時間じゃ全然足りません。地図の一つ一つをじっくり見ていると、あっという間に時間が経ってしまいます。興味がある方にとっては気軽に、そしてゆっくりと見学することが出来ます。

今と昔で日本は世界からどんな形に思われていたのか、”日本という形”を昔の日本人は正しく分かっていなかったこと、分かるためにどれだけの人が根気強く地図を作成したのかなど、たかが1枚の地図ですが、そのバックグラウンドや歴史を感じて、今の便利な世の中が生まれているのだな、と一緒に感じてもらえたら嬉しいです。

 

こんな場所があったのかと思うと同時に、あまりPRしていないよなぁ、もったいないなぁとも思ってしまいました。

北九州にお住まいの方や、初めて北九州に来た方など、是非立ち寄ってみてはいかがですか。

 

 

 

 

ゼンリン地図の資料館

所在地:福岡県北九州市小倉北区室町1-1-1 リバーウォーク北九州14F

TEL:093-592-9082

開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日:土曜・日曜・祝日/年末年始・夏期休業日

入館料:大人(高校生以上)100円(税込)、小人(中学生以下)無料