おわらいふ

競走馬の耳の動きや向きによる感情表現を調べました

こんにちは。おわっっ(@rk_owaaa)です。

 

物の動きや音に非常に敏感な競走馬。

 

今回は、パドックやレース前に馬の見せる表情の中でどういった状態なのか、1つの指標となる

耳の動きについて調べてみます。

 

動いていたら落ち着きがないとか、絞っていたら緊張してるとか、気にはなるけど本来の意味までは分かっていない。

 

 

 

 

 

 

 

調べてみました。

 

 

馬の耳について

馬の耳は周りに10個の筋肉が付いていて、左右の耳を別々に動かすことが出来るらしい。それは、大草原の中で目で周りを見ると同時に耳で周りの物音を聞き取って天敵から逃げ延びなければいけなかったから。

そのため、別々に動かし聴覚的に周囲の環境を探索する。馬を初めての場所に連れて行くと、この動きはいっそう激しくなって、何か自分の身に危険がおよぶことがないか周囲を探索するらしい。

 

こうした耳の動きは、感情を読みとることが出来る指標となる。

 

 

 

実際に見せる表情

実際に見せる耳の動きとして、大きく以下の4つに分けることができます。

 

じゃあ具体的にどんな場面で見せるのか、今、どんな状況で何を考えているのか、について紹介していきます。

 

 

 

耳を横に向けている

リラックスしていて、緊張していない状態。イメージとしては、ほぼ直立し、前方やや外側を向いている。

この位置が、周囲の状況を最も把握できる体勢らしい。ただ、体調が悪い時とも似ているので目や表情など、全体の雰囲気も見て判断してください。

 

 

 

 

耳をバラバラに動かしている

警戒心を持っていたり、不安を感じている状態。

競馬場特有の雰囲気にのまれていて、競馬に集中できない可能性があります。落ち着きがあるかどうか視覚的に判断できる表情です。

 

 

 

耳を立てて前方に向けている

その方向のものに対し、注意や関心を向けている状態。

周囲に何か注目するものや、初めて見る・聞くものがあると、ぴたりとその方向に両耳を向けます。

両耳をぴんと立て、耳の向きと目線が一致しているのは、馬が気持ちを集中していることの表れと言えるでしょう。

 

 

 

 

耳を後ろに伏せている

怒りや不快感を感じている状態。よく、耳を絞ると言われています。

周りを威嚇や攻撃の感情を持っている時に両耳を後ろに伏せ、激しい時には正面から見えないほどらしいです。

群れで放牧しているとき、社会的な順位の高い馬が弱い馬を脅かすときなどに見せるそう。パドックだと他馬が近寄りすぎたときなどに見かけるが、そういう馬は競馬で内に入ったときに他馬を威嚇したりして、走りに対する集中力がとぎれる可能性がある。極端になると、隣の馬を噛みついたりする。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

実際に調べていると、「ああ、そういえばそんなこと見せてたな」とかフラッシュバックしてきてました。

これからパドックや放牧地で馬を見る際に、今どんな感情なんだろうかと、馬の気持ちになって耳に対して注目していきたいと思います。

これが馬券に繋がれば良いし、パドックでの馬見の1つとして役立たせていきたい。

 

 

あとがき

日本では両耳までメンコをしている馬をよく見かけますが、海外における使用頻度はそれほど高くないそうです。

耳の動きで気持ちを察するジョッキーの判断力も鈍らせることになったり、周囲の音が聞き取りづらくなるため、馬によってはかえって不安を高めてしまう可能性があるらしいです。