こんにちは。おわっっ(@rk_owaaa)です。
2021年、初春から夏に掛けてバイク(原付2種・HONDA PCX)にて日本一周を完遂しました。(沖縄と関東を除く沿岸部)
【原付2種 日本1周・1日目】再始動!北九州市・小倉城から佐賀県伊万里市まで
≪完結≫【原付2種 日本一周・81日目】大分県大分市から福岡県北九州市まで
完遂から約1か月が過ぎ、日本一周に掛かった各種事項に関して数字にてまとめて行きたいと思います。
■通過した都道府県=39都道府県
福岡→佐賀→長崎→佐賀→福岡→山口→島根→鳥取→兵庫→京都→滋賀→福井→石川→富山→新潟→山形→秋田→青森→北海道→青森→岩手→宮城→福島→茨城→千葉→東京→神奈川→静岡→愛知→三重→和歌山→大阪→兵庫→岡山→広島→愛媛→高知→香川→徳島→高知→愛媛→広島→山口→福岡→佐賀→長崎→佐賀→熊本→鹿児島→宮崎→大分→福岡
計、81日 16505.3km。1日当たり203.8km。(千葉・房総半島、神奈川・三浦半島、静岡・伊豆半島は寄らず)
給油回数、57回。49152円。ガソリン単価152円/Lとすると、消費ガソリン量:323.7L、燃費:50.99km/L。
-実際に走り始める前に、事前に日本一周を完遂したとして一体何kmほど進むのかと計算していたのですが(約12000km予測)、その2割増しと考えて良いと思います。私は海岸線沿いを中心に周り、各島しょ部にも進んだ為、複雑な山道など、「直線距離では近いが、どうしても迂回する様な道を進まなければならない」ことが数多存在します。
これは次の日の検討にも言えます。次の日200km進むだろうなぁと勘案していたら、確実にその1.2倍ぐらいの240kmは進む事になります。検討と同じぐらいの距離となったらラッキーぐらいの気持ちで1日をスタートした方が良いと思います。経験則的には、実働10時間前後で観光もしていたら300kmが一つの壁だと感じます。全く観光しないのであれば500km越えも可能ではあると思いますが、現実的ではないと思います。私の場合、125ccですので、自動車専用道路は走れません。走るつもりも有りませんでしたが、126cc以上ですと走行可能ですので、旅の質はかなり変わってくると思います。
元々、50cc原付で日本一周を遂行したいと思い出発しましたが、2日目の唐津にてエンスト、廃車し125ccの原付2種に変更した経緯から50ccでの移動はかなりの覚悟が必要だと思いました。進む距離・スピード・安定感…考えるだけでゾッとします。兎にも角にも、自分のお気に入りの相棒で走る事を推奨します。
■様々な抜粋
・寺社仏閣:173か所
・城跡・城址等:70
・灯台:66
・競馬場跡:46
・滝:31
・恋人の聖地的場所:22
・話しかけられた回数:10
・フェリー乗船:10
・教会:7
・文化財的トンネル:7
・1日最長巡行:29日目 361.0km。【原付2種 日本一周・29日目】北海道稚内市から北海道網走市まで
・転倒回数:1(佐渡島にて)
日本本土四極にも辿り着きました。
”ヤエー”というすれ違う時にするライダーの挨拶に関しても、知ったのは北海道でした。知った後は余裕がある時はすれ違うタイミングで手を挙げたり、自ずと会釈をする様になりました。
佐多岬に関しては、駐車場から碑までかなりの距離を徒歩移動しないと辿り着けません。こういった徒歩移動タイム等を行動時間に入れていないと、行きたかった観光地に時間的に寄れない等の事が多くあります。
-日本一周と言ってもその定義は人それぞれだと思います。全都道府県を制覇すること、日本本土四極を目指して最短で進むこともれっきとした日本一周だと思います。私は原付50cc 1日目のブログに「基本的に移動するのは海岸線。その付近のスポット」「廃競馬場の巡礼」「宿泊は基本的にビジネスホテル。(野営はNG。)」と定義付けをしました。
「現地の方と交流する」「その土地の名物を食べまくる」「県庁所在地の庁舎で写真を撮る」「世界遺産は全て見る」など、目的を決めて行くことを推奨します。
■一周中の1日の流れ
朝8時過ぎ起床→支度→Googleマップのお気に入りにしていた箇所を周る→14時頃、事前に調べていた当日泊まる宿泊施設の予約→周る→日の入り頃チェックイン→夕食やブログ執筆→身支度→翌日向かう観光地の下調べGoogleマップへお気に入り登録→進む距離に応じて宿泊施設の検討→睡眠→起床
~観光地を調べていた方法~
・Googleマップに「観光地」や「景勝地」と入力。意外と面白いスポットが引っかかったりします。
・旅地図日本
・廃競馬場巡礼
・きっと見に行きたくなる すごい産業遺産
-都市圏を周る際に、バイクを降りて徒歩で観光する事もあると思います。バイク駐輪場は本当に少ないです。一般社団法人 日本二輪車普及安全協会のサイトやGoogleマップにて事前に検索しておく事をオススメします。
■装備について
キャンプ用品と言った大道具類を持たず、ワークマンで購入した30L前後のリュックとボディバック、バイクのシート下で荷物は完結しました。
【衣服類】
・ウインドブレーカー×1枚(落下防止のチャックポケット付)ユニクロさんのポケッタブルUVカットパーカを重宝。
・Tシャツ×3枚
・長袖シャツ×3枚(ヒートテック的な)
・パンツ×5枚
・靴下×5枚
・衣服用圧縮袋×1枚
・長ズボン×2枚(基本的にワークマンの防水ジーンズで、サブに軽いメッシュ生地のタイプ)
・ミニタオル、フェイスタオル×1枚(濡れたらその日に洗濯)
・レインスーツ、手袋、防水靴、ネックゲイター×1
・マスク
・防水リュック、防水靴、折り畳み傘、防水リュックカバー
・ボディバッグ
【補助道具類】
・ノートパソコン
・外付けSSD(動画保存の為購入しましたが、正直不要でした。)
・モバイルバッテリー、充電器
・観光本(上記参照)
・日焼け止め、トラベル歯ブラシ、目薬、薬、湿布、体温計
・液体洗剤
・ヘルメット用水滴弾き(100円ショップのシート)
・クリアファイル(観光地のパンフレットや領収書の保存)
・エコバック
・方位磁石(携帯をバイクフロントに固定しておらず、脳内でマップを完結させていて、自分がどの方向に進んでいるのか分からなくなる時があった為)
・ガソリン携行缶(途中から持参せず)
・insta360 one x2(360度撮影カメラ、バイク撮影キット)+マイクロSDカード(512GB、4k360度動画を13時間ほど撮影録画可能)
【バイク修理類】
・パンク修理剤
・ブースターキット(バッテリーが上がった時様)
・ビニールテープ(転倒した際に白のビニテで応急処置)
・六角レンチ
・ドライバーセット
充電器やモバイルバッテリー、目薬などすぐに必要なものをボディバッグに、折り畳み傘やバイク修理道具、液体洗剤など比較的重く使用頻度の低いものはシート下に、それ以外は30Lのリュックに入れていました。日本一周は少量にした方がフラストレーション的に絶対良いです。
■諸経費
下記、単純に回る為の費用。(=A)
・食費:146890円→8割方コンビニ。一部道の駅など。1日当たり1813円。
・宿泊費:379347円(ポイント等で減額する前の総額)→全81日全てホテル、旅館等に宿泊。1日当たり4742円。無料朝食付きの宿泊施設は本当に有難いですね。
・ガソリン代:49152円
・交通費(フェリー・橋・トンネル等):28220円
・観光(入園・入城)や参拝費等:21970円
・洗濯代(コインランドリー):3900円→ほとんど部屋で洗う。または洗った後、乾燥機のみ使用。雨の日は洗濯必須でした。
・バイク駐輪場代:14690円
・バイクメンテナンス代:29157円→オイル、プラグ、後輪交換費。
計、67万3326円。
下記、準備した(一周中に必要になった)備品等。(=B)
・衣服:12217円
→レインスーツ、手袋、防水靴、防水ズボン、下着、マスク、ネックゲイターなど
・日用品:3598円
→目薬、湿布、薬、歯ブラシなど
・備品:108201円
→車載カメラinsta360 one x2、マイクロSDカード、外付けSSD(1TB)、防水リュック、リュックカバー、パンク修理剤、ガソリン携行缶など
上記まで、日本一周に掛かった費用(A)+(B)
79万7342円!!!
※(B)に関しては人それぞれだと思います。
その他。私限定事項。(=C)
・1代目50ccバイク修理、廃車代
・2代目50ccバイク修理見積もり代
・バイク(PCX)購入費とその他手続等諸経費
・帰省代
・お土産代
・ギャンブル代(一部リターン有)
・日本一周終了後PCXメンテナンス代 …etc
(A)+(B)+(C)の円グラフ。
■雨の日問題。
レインスーツ(主にズボン)から水がかなり漏れて下半身がびしょ濡れになる事はかなりありました。高級レインスーツであれば漏れる事も無いのかもしれませんが、私は市販の上下で5000円程度の一般的なレインスーツ。道中、ホームセンターでズボンだけレインスーツを買い足し2枚履きや股にフェイスタオルを挟んで直接ズボンが濡れない様抵抗したりしましたが、どうも難しいです。今日は雨だから濡れる、浸みると諦めも肝心かなと思います。
■総評
始めてみればあっという間の81日(+2日)でした。出発するまでは地図とにらめっこし、必要な備品を調べ調達し、出発の日まで首を長くしておりました。
日本一周も例えば日帰り旅に関しても突き詰めれば人生の縮図なのかなと感じました。その中には1日の組み立て方や、大事(優先)にしたい事項、それを選ぶのは他でもない自分自身。それを楽しいと思うのか、作業と思うのか、それぞれの見方で景色も情景も感情もすべてが変わるのだな、と実感しました。
とは言え、今回は日本の海岸線を周っただけ。日本にはまだまだ沢山の素晴らしい自然や景色、建物や遺構などが残っています。命ある限り、一つでも多く見て行く所存です。いつになるかは分かりませんが、次は山間部を中心に見て回りたいな…と。
こういった時世になった中で、心配を掛けながらも背中を押してくれた皆様、本当に心身ともに何事も無く想像していた通りに一周出来たことに感謝します。
ありがとうございました。
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