こんにちは。おわっっ(@rk_owaaa)です。
7月に富士登山が解禁され、「久しぶりに富士山登りたいなぁ」と思いましたので、ツアーを使って行ってきました。私個人的に富士登山は14年ぶり。その際は、”富士宮ルート”から山頂を目指したのですが、9合目付近で高山病を発症。無念の下山となりました。そのリベンジも含めて、「今回は必ず山頂まで登る」と強い意志を持って臨んだ。
今回利用したツアーは”クラブゲッツ”さんの富士登山バスツアー。
https://www.clubgets.com/fujitozan/
1日目の記事、8合目の上江戸屋(胸突江戸屋)さんに到着したところまで。
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18:50 上江戸屋(胸突江戸屋)約3400m
到着後、仮眠する所に荷物を移動する。想像以上に狭い。フェリーに雑魚寝というのがあるが、それが可愛く見えるレベルで隣の人との距離が近い。
夕食。この日はカレーとハンバーグ。字面では想像できないほど質素なものであった。「足りないなぁ」と思っていたら、一緒に同行したツアーの人で、一切手をつけられない方がいる。それを頂いた。(というより、自分が参加者のなかで一番若かったからノリで貰った的な)
それとは別にお金を払えば軽食は食べられる。
満腹になったところで、仮眠に入る。明日の出発予定は午前1時20分。
仮眠に関しては、この時点で相当頭痛が酷かった。早く横になりたいと思い、すぐ仮眠に入ると3時間ほど寝れた。しかし、パッと目が覚めたとき、隣の人との距離に気づいてしまい気になって寝れず。しかも暑い!
頭痛はガンガンするが、外の空気を吸ったり、景色を見たりして出発時間まで過ごす。
おはようございます。みそ汁が沁みる。御来光まで頑張るぞ
— おわっっ (@rk_owaaa) 2017年7月13日
インスタントのみそ汁、美味しかったなぁ。
01:20 上江戸屋出発(3400m)
結局参加者13人中、自分含め7人が山頂に向かうことになった。しかし、めっちゃ外寒い。用意した防寒着を重ね着。汗はすぐかくので着脱しやすいものを着る。
山頂に向かって光がポツポツ見える。下界の明かりは富士吉田市。
山頂に向かっているところ、雨が降り出す。雨に関しては、1日目にも降っていたのでそこまで気にしてはいなかったのだが…
2時ごろ9合目手前(3600m)、登山中、左前でピカッと光る。3秒後ぐらいにゴロゴロ言う。そう、『雷』だ。正直本当に近かったし、雷だと分かった後に次も鳴るのではないかとビクビクしたし、身を隠せるような場所も無い。
ガイドは「山頂から雲が降りて来ている」。白い雲に覆われていた。はっきり分かる。
最終的な判断は”山小屋に引き返す”。
時間的にも山頂への再アタックは行えない。ここでオレの富士山山頂への夢はまたしても潰えた。しかし、何と言っても命が一番大事だ。山頂に行きたいなど言える状況では無かった。
登山中、左前でピカッと光る。ゴロゴロ言う。そう、『雷』だ。
山小屋に引き返す。ガイドの判断だ。素人のオレからしたら従うしかない。もう山頂には向かわない。オレも正直、「怖い怖い」しか言ってない。
写真は引き返す時に撮った、富士山の残雪に掘った。 pic.twitter.com/SsX56TULOX— おわっっ (@rk_owaaa) 2017年7月13日
その後、ガイドから教えてもらったのだが、「山小屋が8合目という比較的近くに泊まったから、引き返すという選択肢があった」と。「御来光を目指し、もっと低い7合目から登っている人は20時ぐらいから登っている。引き返すという選択肢が無いのです」。「ただ、9合目を越えていたら行くか迷ってた。非常に微妙なところだった。」何が起こるか分からないのが山。この判断には一切の文句はないし、感謝している。
行くしかない、という選択肢の人もいるようだ。 pic.twitter.com/uSxeIIGKZs
— おわっっ (@rk_owaaa) 2017年7月13日
02:30 引き返し上江戸屋に戻り、暫し仮眠。4時過ぎの御来光を山小屋から見るようになった。この仮眠で頭痛は一気に吹き飛んだ。登山中はクライマーズハイか何かアドレナリンが出ているのか知らないが、頭痛は気にならなかった。
04:30 御来光。1秒1秒景色が変わってくる。その1秒が絶景だ。
— おわっっ (@rk_owaaa) 2017年7月13日
御来光、何とか見えた。素晴らしい。
— おわっっ (@rk_owaaa) 2017年7月13日
05:00 下山開始。その時、息を呑む程の景色が広がっていた。
下山! pic.twitter.com/TIuAt54R2e
— おわっっ (@rk_owaaa) 2017年7月13日
下山道が一方通行になったところで自由下山。スタスタと行きの集合場所の5合目(富士スバルライン5合目)まで戻る。
下山は皆バラバラで下っていたので、速い人は前の人を抜かすことがある。基本的にすれ違うのは外国人。「Fight!!」とか「オハヨーゴザイマス」とか「Good Morning!!」とか言って簡単に話す。山頂まで向かった身体はみんな満身創痍だ。意外と下山も脚、それも膝とケツに負担がかかる。そういった声掛けが、1歩前に進む元気に変わる。
07:05 富士山吉田口5合目(富士スバルライン5合目)到着
麓の軽食屋さんは開店していたのでお腹を満たしてから、お土産を買う。バスがくるまで待機。ツアー参加者に貰える、富士山のパワーストーン(石)と百才長寿の鈴を貰う。
12:15 バス乗車。温泉施設に向かう。道中、爆睡。ガイドさんともお別れ。最後に富士山登頂証明書が配られる。記念としてね。
13:15 紅富士の湯(山中湖)
疲れた身体を最高の湯が癒してくれる。本当に気持ちよかった。
そして、最後の楽しみ。ビール。そして、かつ丼だ。
クッとビール。くうぅぅぅぅ
かつ丼。フタを開けた時に広がる大根の葉の香り。半生のトロトロ卵。きつね色に揚がったカツ。
実食。カツがサクサクでタレが甘くて優しい。ザ・かつ丼。「オレはこの味、このかつ丼を食べて育ってきたんだぁぁぁ!!!」と心の中で叫ぶ。外れる訳がない。
ど真ん中に155kmのストレートを投げ込んできてるようなかつ丼。それに対してオレは、カツのサクサクと卵のトロトロの融合で1ストライク、タレの甘みが絡むご飯を掻き込み2ストライク、ビールを流し込んで3ストライクを数える。三球三振だ。
最高の休息を得た後は、東京に向かって帰るだけ。
15:40 石川パーキングエリア
可愛いカステラ屋さんをパシャり。くまさんのカステラ。
16:45 新宿西口到着。ここで解散となった。
新宿到着。お疲れ様でした。
— おわっっ (@rk_owaaa) 2017年7月14日
個人的2回目の富士山登頂。またしても、山頂に登ることは出来なかった。ただ、学んだことも多かった。もし、万が一あのカミナリが発達していったら…今考えてもゾッとする。山の天気は変わりやすい。
リベンジはいつだって出来る。その時のために、健康を維持するという目標も出来たし、次はもっと楽に登れるように身体も鍛えていかないと。前回の自分を越えるため、今日も1日を過ごして生きたい。
皆様の富士登山がより良いものとなりますように。参考になれば幸いです。
いつリベンジしようかなぁ・・・(笑)
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